2015年12月3日、はやぶさ2の地球スイングバイが無事完了したとのこと。おめでとうございます。これでいよいよ、はやぶさ2は目的地である小惑星「Ryugu」(竜宮)に向かう。次に地球に戻ってくるのは、サンプルリターンのミッション成功時となる。ちなみに…
前々回は冥王星の写真を紹介した。前回は火星の写真を紹介したsohsan.hatenablog.com sohsan.hatenablog.com 太陽系惑星等の写真シリーズは、今回で一旦締めたいと思う。土星探査機カッシーニが土星の衛星であるエンケラドゥス(エンセラダス)に接近した。…
前回は冥王星の写真を紹介した。次はこれにしてみます。現在、火星探査車キュリオシティが、火星表面を走り回り、様々なデータを収集してくれている。キュリオシティは2012年8月6日に火星表面に降ろされたローバーである。 (写真)マーズ・サイエンス・ラボ…
太陽系へ放たれた人工衛星達から続々と鮮明な写真が届いている。まずはニューホライズンズ。ニューホライズンがどこへ向かっているかはこの記事参照。 はやぶさ2(その2) - 宇宙や生命について考えたことを書いてみるニューホライズンズは、冥王星やその…
国際宇宙ステーションに滞在して約1ヶ月が過ぎた油井(ゆい)宇宙飛行士。その間には日本の補給機「こうのとり」の結合や最近ではロシアのクルー合流とか様々なことがありました。今日は油井さんにスポットを当ててみたいと思います。まずは、油井さんも写…
■生命の誕生をひも解くには生命の誕生を調べるには素粒子の話を避けて通れないようで、カブリ数物連携宇宙研究機構の機構長でもある村山斉先生の本を読んでいる。村山先生は素粒子物理学の第一人者である。 宇宙になぜ我々が存在するのか (ブルーバックス) …
■ダークマターに関する新粒子の提唱先日、ダークマターに関する新理論が発表された。発表したのは、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の機構長をも務める村山斉さんの研究グループだ。 詳細はこちら(Kavli IPMU) 記事はこちら(AstroArts…
ロシアの補給船「プログレスM-28M」の打ち上げ成功のニュースがありました。ここ最近、ロケット打ち上げ失敗が続いていた中で、明るい話題となりましたね。あとは、無事にISS(国際宇宙ステーション)にドッキングしてくれることを願うのみです。前…
少し前に、小惑星ケレスに光る2つの点が観測されたというのを書いた。 小惑星ケレスに光る2つの点が見つかる。そこに何があるのだろう。 - 宇宙や生命について考えたことを書いてみる ケレスについては、ここ最近ずっと気になっている。探査機ドーン(Dawn…
最近、映画「ピクセル」の予告トレイラーが流されるようになりましたね。レトロゲームのキャラクター達が地球に侵略してくるというストーリーだそうです。トレイラーを観てみると、パックマンやインベーダー、ドンキーコングなどが登場しています。ある意味…
XMASSと呼ばれる施設がある。エックスマスと読む。(クリスマスではないようだ)これは宇宙にダークマターが存在する証拠を見つけようというものだ。ダークマターとは光を出さない(見えない)物質という意味で、直接観測することができない。宇宙にある物質…
プラズマ圏観測衛星の「あけぼの」が2015年4月23日運用を終了した。1989年2月22日に打ち上げられてから約26年間も運用していたということで、これは予想よりかなり長期ということだ。プラズマ圏といえばオーロラである。オーロラは太陽活動の産物で、明るい…
本記事の前に、将棋ソフトと人工知能について書いたこちらを読んで頂けると理解が深まるかと思います。(過去のブログ) 人工知能について考えてみる(その1)※不定期ネタ - 宇宙や生命について考えたことを書いてみる (写真引用元:朝日新聞デジタルWEBRO…
■将棋電王戦の話ここ数年、注目している話題の一つに将棋電王戦がある。人間のプロ棋士とコンピュータ将棋のプログラムが本気で戦うイベントである。これまでは人間側の負け越しのようで、将棋連盟も本気を出し、事前の研究をしっかりやって対策を考え、気力…
ケレスの写真(引用元:NASAジェット推進研究所)大きな光る2つの点が見えるということで話題沸騰中のケレス(セレスともいう)。2つともクレータの真ん中にあるように見える。少しケレスについて調べてみた。このケレスは実は小惑星番号1番だ。1801年1月1…
図.小惑星捕獲用の無人探査機小惑星についていろいろ調べていたら面白いことが分かった。小惑星をまるごと引っ張ってこようという計画がある。NASAが本気で言っているので間違いはない。 小惑星捕獲に関する記事(Gigazine)↓ http://gigazine.net/news/201…
■相対性理論前から気になっていた法則に相対性理論がある。少し理解できてきた気がするのそれをネタに書いてみる。ありがとう、Newtonムック別冊「E=mc^2」(笑) 本はこちら(amazon)↓ E=mc2―相対性理論からみちびかれたアインシュタインの世界一 (ニュート…
【過去のはやぶさ2関係のブログはこちら】 はやぶさ2(その1) - 宇宙や生命について考えたことを書いてみる ■打ち上げ成功打ち上げ日が2回ほど延期されたが、はやぶさ2の打ち上げが2014年12月3日(Wed)に見事成功した。関係者の皆様、おめでとうござ…
【前回のブログ(その1)はこちら】http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/11/03/102324・4つの力や重力を伝達する素粒子の話など 【前回のブログ(その2)はこちら】http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/11/08/110835・重力波を検出する話など ■…
【前回のブログ(その1)はこちら】http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/11/03/102324 ■重力は空間の歪み?重力とは空間の歪みにより発生していると考えられている。物があるとそこを中心に空間自体が歪む。この歪み方は、物の動きと共に変化する。そ…
■重力はなぜ発生するのか重力とはよくよく考えてみると不思議なものである。身近な例でいうと、ニュートンが発見したあの有名な万有引力も重力である。リンゴが地球に引かれて下に落ちる。万有引力は物と物の間に発生する引力である。なぜ、物と物とがお互い…
【前々回のブログ「はやぶさ2(その1)」はこちら】http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/10/04/164432【前回のブログ「はやぶさ2(その2)」はこちら】http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/10/05/145859 ■生命の起源前回のはやぶさはS型小惑星…
【前回のブログ「はやぶさ2(その1)」はこちら】 http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/10/04/164432 ■地球の生命体の記憶を携えて有名な話だが、太陽系外を目指しているパイオニアやボイジャーには僕ら地球生命体からのメッセージ盤が付けられている…
■新たな小惑星探査機 はやぶさ2の打上日が発表された。来月11月30日とのことだ。帰ってくるのは2020年、東京オリンピックの年である。今回目指す小惑星は、C型小惑星「1999 JU3」と呼ばれるもので、前回のはやぶさが目指したイトカワより更に遠い。その目的…
【前編はこちら↓】 http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/09/15/091217 ■宇宙へ行きたい派?行きたくない派?この宇宙エレベーターが完成したら、ぜひとも乗ってみたいものだ。2050年といえば、今から高々36年後である。筆者も生きているかもしれない。…
■宇宙にエレベーター?宇宙へエレベーターで行こうというプロジェクトが現実味を帯びてきている。2050年施工完了を目標に、日本のゼネコンが請け負っているとのことだ。スカイツリーを建設したゼネコンらしい。 イメージ図 詳細はこちら JSEA(宇宙エレベー…
【前編はこちら】 http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/08/03/091305 ■惑星のタイプ様々なタイプの惑星が発見されている。その中でも特に面白いのが、自由浮遊惑星である。その名の通り宇宙の中を一人浮遊している。どうもこの惑星は、新しい惑星系が出…
■系外惑星探査時代の幕開け系外惑星探査が黄金時代を迎えているようだ。ちなみに「系外」というのは、「太陽系外」との意味である。初めて太陽系以外の惑星が発見されたのは、1995年だった。ペガスス座の方向で、恒星の周りをりを約4日間で回る木星の半分ほ…
【前回のブログ】ダークな話(前編)↓http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/07/19/082151 ■次はダークエネルギーダークマターが提唱されてから数十年後、次に登場するのが、「ダークエネルギー」である。宇宙の膨張速度が遠方にある銀河ほどより速いスピ…
■まずはダークマターダークマター(暗黒物資)とダークエネルギー(暗黒エネルギー)という似て非なるものがある。最近になってやっと違いが少し理解できたので、書いてみる。そもそもこの2つは発見された時期も経緯も異なる。先に提唱されたのは、「ダーク…