系外惑星探査(後編)
【前編はこちら】
http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/08/03/091305
■惑星のタイプ
様々なタイプの惑星が発見されている。その中でも特に面白いのが、自由浮遊惑星である。その名の通り宇宙の中を一人浮遊している。どうもこの惑星は、新しい惑星系が出来る時、何らかの原因で弾き出されてしまったらしい。可哀想でもあり自由気ままなので楽しいかもしれない惑星である。
CNNの記事↓
http://www.cnn.co.jp/fringe/35038416.html
ダイアモンドでできた星もある。漫画に出てきそうな惑星である。この惑星は炭素が主な成分であるため、惑星の内部にはダイアモンドが大量に生成されていると考えられている。
■バビタブルゾーン
また、「ハビタブルゾーン」という言葉がある。これは、生命に必要な「水」が液体で存在することができるゾーンのことである。これは、中心星(恒星)からのエネルギーと惑星との距離で決まり、惑星系ごとに異なる。さらに、地球と同じような岩石系でできた惑星のことを「ゴルディロックス惑星」と呼ぶ。
図.ハビタブルゾーン(引用元:AstroArts)
AstroArts↓
http://www.astroarts.com/news/2009/04/23gl581/index-j.shtml
■惑星探査のゴールドラッシュ時代
これからも様々なタイプの惑星が見つかるだろう。例えるなら惑星ラッシュ時代の到来である。これまでに発見されていないタイプの惑星が見つかれば、宇宙の解明に一役買うだろう。珍しい「ゴールド」もいくつも見つかることだろう。なかなか楽しい時代に生まれたものである。
天の川銀河には恒星が2000億はあると言われている。その恒星それぞれが惑星を持っているとすると、惑星数はその何倍にもなる。太陽系には8個の惑星があるので、単純に8倍してみると、1兆6000億もある。さらに衛星まで加えるともっと増える。人類が発見した惑星数はまだ10000個にも満たないが、既に生命の可能性のある惑星が見つかっている。宇宙にとって生命はありふれたものなのだろうか。僕らの地球は、奇跡の星なのか、はたまたありふれた標準的な星なのか?どちらなのだろう。その答えもすぐに解明されるかもしれない。
(おわり)