はやぶさ2(その2)
【前回のブログ「はやぶさ2(その1)」はこちら】
http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/10/04/164432
■地球の生命体の記憶を携えて
有名な話だが、太陽系外を目指しているパイオニアやボイジャーには僕ら地球生命体からのメッセージ盤が付けられている。
パイオニア10号(1972年打ち上げ)・パイオニア11号(1973年打ち上げ)が携えている金属版はこれ↓
ボイジャー1号・2号(1977年打ち上げ)が携えているゴールデンレコードはこれ↓
パイオニアの時は絵だけだったものが、ボイジャーでは音声も録音され、地球上の音や世界55種類の挨拶が入っている。
その後、後を追ってニュー・ホライズンも打ち上げられており、現在冥王星あたりを探査中だ。
これら5つの探査機の現在地データは公開されており、誰でも見ることができる。
分かりやすいサイト(Heavens Above)↓
http://www.heavens-above.com/SolarEscape.aspx?lat=0&lng=0&loc=Unspecified&alt=0&tz=CET
本家(NASAジェット推進研究所(JPL))の公開データ(ボイジャー)↓
http://voyager.jpl.nasa.gov/mission/weekly-reports/index.htm
パイオニアについては、既に地球との通信機能が途絶えているため、計算上の値となっている。
ISS国際宇宙ステーションの位置等見ることができるサイト↓
http://heavens-above.com/
ちなみに、距離の単位であるAUというのは、天文単位のことで、1AUは太陽と地球間の距離約1.5億kmである。ついでに云うと、1光年は約63,241AUである。最も遠いところにいるボイジャー1号でも現在太陽から約129AUの所を航海している。最も近い恒星であるプロキシマまで4.2光年と言われているので、まだ8万年近くかかる。
■パイオニアもさみしかった?
パイオニアについては、長年解決されなかったある謎があった。(現在は解決済)
パイオニア・アノマリーという謎である。パイオニアの実際の航行速度が計算した値と合わないのだ。特に太陽から離れるに従ってその速度はどんどん遅くなっていることが判明した。
このブログとかが分かりやすい↓
http://www.mogella.com/dendo/col/index.php?eid=83
パイオニアもある種のさみしさを感じて太陽から離れたくなかったのか、などと妄想してしまう。現在は、あらゆるデータを検証してその原因は判明しているとのことだ。
【2014.10.11追記】
■国際宇宙ステーションISSからのリアルタイム中継が見られるサイトがあった。
NASAがUstreamで実験配信中↓
http://www.ustream.tv/channel/iss-hdev-payload
ISS Live!というISSのリアルタイムデータが見られるサイトはこちら↓
http://spacestationlive.jsc.nasa.gov/timeline/index.html
これらの紹介記事はこちら↓
http://matome.naver.jp/odai/2139921348347320601
(つづく)