小惑星をまるごと捕獲して地球の近くまで持ってくる?
図.小惑星捕獲用の無人探査機
小惑星についていろいろ調べていたら面白いことが分かった。
小惑星をまるごと引っ張ってこようという計画がある。NASAが本気で言っているので間違いはない。
小惑星捕獲に関する記事(Gigazine)↓
http://gigazine.net/news/20130411-nasa-asteroid-capture-mission/
本家NASAのサイト↓
http://www.nasa.gov/mission_pages/asteroids/news/asteroid_initiative.html
小惑星でもかなり小さ目の、幅7m、重さ500tのものをターゲットとして設定している。日本のはやぶさ計画が小惑星のかけらを持ち帰ろうとしているのに対して、こちらはスケールがでかい!
それにしても、持ち帰るには相当の技術的困難があるだろうと思う。さすがに地上にまで持ってくるのは無理なので(例えば、着陸に失敗したら大惨事になるだろう)、月周回軌道まで引っ張ってきて、そこまでは別の有人ロケット「オリオン」で小惑星まで向かう。そこで、宇宙飛行士が直接その小惑星を調べるといった方法だ。
時期については、NASAもはっきり明示しておらず、最終的に2030年までに火星に人を送り込むのが最終ゴールだ、ということだ。
先ほど紹介したNASAのサイトで動画も見られる。なかなかシュールな映像で、小惑星を捕獲する探査機がエサを飲み込む魚のように見えなくもない。
ぜひとも実現してほしいものだ。
(終わり)