宇宙や生命について考えたことを書いてみる

宇宙や生命についてのエッセイです。事実に基づき書いているつもりですが、間違い、調査不足だったりすることもあるかと思います。また、筆者の妄想モードの場合は、予めそう書きますのでご了承ください。ゆるい感じで楽しんで頂ければ何よりです。

小惑星ケレスに光る2つの点が見つかる。そこに何があるのだろう。

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  ケレスの写真(引用元:NASAジェット推進研究所)
大きな光る2つの点が見えるということで話題沸騰中のケレス(セレスともいう)。2つともクレータの真ん中にあるように見える。
少しケレスについて調べてみた。
このケレスは実は小惑星番号1番だ。1801年1月1日に発見されたらしい。なかなか縁起が良さそうである。ちなみに、小惑星には番号が振られるが、既に40万個以上もある。太陽系には、数百万個の小惑星があるだろうと云われている。この中で、ケレスは小惑星帯にある最大の小惑星で、小惑星帯の全体の質量の3分の1を占める。
また、ケレスはローマ神話に登場する、植物と母性の女神とのことだ。

ケレスは、昔、小惑星に分類されていたが、現在は準惑星に分類されている。準惑星というのは、太陽の周囲を公転する惑星以外の天体のうち、それ自身の重力によって球形になれるだけの質量を有するものということだ。小惑星帯にあるもののうち準惑星に分類されるのは、現在のところこのケレスのみである。
ちなみに、冥王星が惑星から準惑星に分類が変わったもの記憶に新しい。

さて、謎の光る物体の正体だが、現在のところ何なのか不明である。NASAの科学者も首をひねっているようだ。
これが、SF映画やアニメだと、そこに基地があったりするんだろうけど、ちょっと目立ちすぎな気もする(笑)
実際のところは基地があるはずはなく、天然由来のものだろう。ただ、天然由来と云っても地球上の自然とはかけ離れた環境なので、想像を超えたものがあるのかも知れない。
まず想像するのが、かなりの低温なので、何か大きな氷の塊のようなものではないだろうかということだ。それは水かも知れないし、水以外のものかも知れない。
次に考えられるのが、氷と似ているが、何らかの霜のようなものが降りている状態ではないかということだ。どちらにせよ岩石だけでなく水のようなものが存在していると思われる。
ケレスはローマ神話で云う植物と母性の神でもあるし、生命との何か因果関係のようなものを感じてしまう。

いづれにせよ、探査機ドーン(Dawn)が今後つぶさに調査してくれるだろう。このドーンは、永久に小惑星帯に留まる予定になっている。ケレスを調査する前に、すでに小惑星ベスタ(小惑星番号4番)の調査を終えている。ミッション終了は、2015年7月とのことだ。ただ、延長ミッションとして他の小惑星も調査することも検討しているらしい。
更なる発見が待ち遠しい今日この頃だ。
(おわり)

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