宇宙や生命について考えたことを書いてみる

宇宙や生命についてのエッセイです。事実に基づき書いているつもりですが、間違い、調査不足だったりすることもあるかと思います。また、筆者の妄想モードの場合は、予めそう書きますのでご了承ください。ゆるい感じで楽しんで頂ければ何よりです。

冥王星のはるか彼方に惑星Xがあるって本当ですか?(前編)

ついに冥王星の外側に太陽系9番目の惑星がある可能性が出てきた。

こちらの記事が分かりやすい。

gigazine.net
Gigazine

過去には冥王星が9番目の惑星だったこともあり、さらに外側にある惑星は順番からいくと10番目になるため惑星Xと名付けられ(ニビル(非公式)と呼ぶ場合もあり)、その探索を進める人達がいた。
今回、米カリフォルニア工科大学のマイク・ブラウン氏、ハティジン氏の研究グループがその可能性を発表した。

www.afpbb.com

(AFP BBNews)

 

www.caltech.edu

カリフォルニア工科大学

元の発表論文はこちら

EVIDENCE FOR A DISTANT GIANT PLANET IN THE SOLAR SYSTEM - IOPscience
(IOPscience)

これらの記事によると、惑星Xの大きさ・質量は地球の10倍。太陽と海王星間の距離約45億kmの約20倍離れており、太陽の周りを1万~2万かけて長楕円軌道で公転していると推定されるとのこと。
ここのポイントは「推定」されるというところで、実際に「観測」されたわけではない。
ではなぜ、「推定」できるのか。

冥王星より遠いところに既に6つの、ある程度大きな天体が見つかっている。この中には、「セドナ」な「ハイデン(非公式)」も含まれる。これら6つの天体の軌道を詳しく分析し、現在のような軌道になるためのシミュレーションを繰り返した結果、単独で存在する巨大な大きさの惑星Xが必要との結論に至ったとのことである。
つまり、惑星Xはまだ観測されていない。予想された軌道に沿ってこれから観測が始まる。日本がハワイに建設したすばる望遠鏡なら見つける可能性もあるとのこと。ぜひ観測してほしいものです。