あかつきとかひとみとか
金星探査衛星「あかつき」の軌道修正が成功したとのことだ。
姿勢制御用エンジンを15秒間噴射した結果、約800日だった観測期間が2000日まで延びた。太陽に当たる期間が長くなることによって日が当たる期間が長くなり、より長い間、太陽電池に電力が蓄積されるためだ。事前のシミュレーションによって綿密に計算された結果、最もベストな案が採用されたと推測します。話が少し変わってしまうが、こういった事前のシミュレーションもAIとか取り入れて、今後はますます発展していく分野なのではないかと感じている。
さて、あかつきの話に戻るが、金星についてはお隣の惑星でありながら、火星のように探査機を着陸させたりしていないので、まだまだ謎が多い惑星だ。金星の表面はスーパーローテーションと呼ばれる秒速100mの超強風が吹いているので、探査機を降ろすのは現在の技術ではかなり困難だ。なので、まずはこの気象現象から解明しようとしている。あかつきによって金星の謎が解明されていくのを期待しています。
あかつきによる金星観測計画(引用元:ISAS/JAXA)
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また、X線天文衛星「ひとみ」の悲しいニュースもありました。
こちらは、何らかのトラブルに巻き込まれて通信が途絶えているそうだ。姿勢制御が何らかのトラブルでうまくいかず、衛星自身が高速回転をしているようだ。ただ、回転は時間と共に収束してくるため、まだ復旧の可能性があるとのこと。気長に待っていたいと思います。カムバック!ひとみ!
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