Ryuguへ小型ローバーが着陸、写真も届く!
先日、はやぶさ2から投下された小型ローバー(MINERVA-Ⅱ1)が無事にRyuguに着地した。
世界初の小惑星表面からの画像はこちら。
(引用元:JAXA)
躍動感あふれる写真ですね。凄いの一言です。
なぜこのような写真となるかというと、この小型ローバーはジャンプ(ホッピング)しながらRyuguの上を移動するからである。バッタのようなイメージでしょうか。1回のホップで空中に飛び上がってから着地するまでに最大15分間ほど滞空し、水平方向に最大15mほど移動するとのことなので、バッタより滞空時間は長いですね。Ryuguの重力が小さいので滞空時間や移動距離も大きくなるのでしょう。
MINERVA-Ⅱ1紹介ページ(JAXA)↓
(引用元:JAXA)
また、はやぶさ2がMINERVA-Ⅱ1射出のため、Ryuguに近づいた時の画像がこちら。
(引用元:JAXA)
はやぶさ2自身の影がしっかりと映ってますね(写真左)。わくわくしてくる写真です。
さて、小型ローバーだが、今回射出されたミネルバⅡ1だけでなく、もう2機ある。そのうちの1つはMASCOTというもので、こちらもこれから射出される予定だ。移動方式だが内部の振動重りを回転させることで本体そのものを回転させる。言葉で説明するのが難しく、動画があったので紹介しておきます。
MASCOT紹介動画↓
はやぶさ2ミッションとMASCOT小惑星着陸機 - YouTube
小型ローバーについてまとめてみるとこんな感じになる。
・名称/機数/分離日時/移動方法/電源
・MINERVA-II1/2機(Rover-1AおよびRover-1B)/2018年9月21日13時06分(JST)/モーター回転によるホッピング/太陽電池
・MASCOT/1機/2018年10月2日~4日(予定)/重り付き回転アーム/バッテリー(リチウム電池)
・MINERVA-Ⅱ2(詳細調査中)
移動方法だけでも様々な機構があるんですね。
MINERVA-Ⅱ1、MINERVA-Ⅱ2、MASCOT共に今後の活躍を祈ります。また今後、どんな写真を見せてくれるのか興味はつきないですね。
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