草食系男子について考えてみる(後編)
【前回の記事】
http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/05/02/213611
■DNAを次世代に残す
生命の目的が、自身のDNAを後世に残すことにあるのであれば、残せさえすれば手段は問わないはずである。極論かもしれないけど、生殖以外の方法があるならそちらを選んでも問題ないはずである。今の技術では不可能だけど、DNA情報をデジタルデータにして記録媒体として残せるようになれば、その方法は不可能ではなくなる。
振り返って、草食系男子が増えていることに話を戻そう。世の中の大きな流れは、実生活においてますますネット社会の割合が増えてきている。インターネット上でSNSを使い様々な人とのコミュニケーションを行い、日々自分のことをつぶやく。また、掲示板やブログで自分の意見を全世界に発信できる。
一方、ネットが無かった時代には、自分自身の考え方や行動の根底にある考え方などを次世代に継承しようとすると、自分の子供を作って、その子に教えていく方法しかなかったと考えられる。それが今や、インターネット上で自分自身の思いや考えをリアルタイムに出していけるし、それに影響される人も大勢いるわけだ。。
そんなことを明確に意識していなくても無意識のうちには感じとれるのではないだろうか。DNA自身がそんな大きな流れを感じ取っているとしたら・・・
■まとめ
草食系男子が増えている、という話から無理やりな妄想をしてきたわけだが、遠い未来にそんな世の中になっていたら、と考えると恐ろしいやら面白いやら。もしかしたら既にそんなSFやアニメや映画はあるかもしれない。
遠い未来には、自分のDNA情報を書き込んだ記録媒体(CD-ROM1枚分)を作り、人工授精をしてくれる会社へ持ち込み、これで後は我が子をよろしく、なんてことができるかも。その頃はコンピュータ上でDNA情報同士を配合させることまでできてたりして。そうやってできる子ども達は、リアルなのかデジタルデータなのか。
(おわり)