他の星から「地球観測」していたら?(前編)
■宇宙人を探すプロジェクト
SETI@homeというプロジェクトがある。カルフォニア大学のSpace Science Laboratoryが運営していて、1999年に開始され今も続いている。その目的を簡単にいうと、宇宙からの人工的な電磁波を捉らえ、宇宙人(正確には地球外知的生命体)を見つけようというものである。
詳細はこちら
http://setiathome.ssl.berkeley.edu/
■宇宙人を見つけるには?
他の星で発せられた天然由来ではなく人工的な電磁波があれば、そこには何らかの知的生命体がいるのではないか、という発想に基づいたものである。電磁波が発生しているということは、その星で何らかの活動が行われているということになる。その使用目的については問わない。自分達の通信用でも放送用でも何でも構わない。無指向性の電磁波は地上のみの使用目的であったとしても、勝手に宇宙に向かって漏れ出している。
もう一点SETIで面白いのは、膨大な量の観測データをインターネットを利用して多くの個人PCに解析作業を割り振ってしまおう(グリッドコンピューティング)という点である。
(つづく)