太陽系の惑星等の写真が続々と!(その3)
前々回は冥王星の写真を紹介した。前回は火星の写真を紹介したsohsan.hatenablog.com
太陽系惑星等の写真シリーズは、今回で一旦締めたいと思う。
土星探査機カッシーニが土星の衛星であるエンケラドゥス(エンセラダス)に接近した。高度49kmまで近づいた。
写真.エンケラドゥス(引用元:NASA/JPL-CALTECH/SSI)
エンケラドゥスには100近い間欠泉があり、水を噴き出しているとのことで、その水の採取にも成功したとのことだ。分析はこれからだ。
図.エンケラドゥスの内部構造(引用元:NATIONAL GEOGRAPHIC、元図NASA)
噴き出した水の中には微粒子も含まれ、それが土星の輪の一部にもなっているとのこと。
ところで、現在の土星の衛星の数(確定数)は53だ。発見されたが確定していないものも含めると65にもなる。ちなみに、木星の衛星の数(確定数)も53で、同じである。こちらも発見されたが未確定のものも含めると67もある。(2015年現在)
詳しくはこちら。
惑星の衛星一覧(国立天文台)
衛星の数がこんなにも多かったことにまずは驚いた。まだまだ探査していない衛星も数多くあるわけで、今後想像もしていなかったような発見もあるかもしれないと思うと、太陽系もまだまだ未知の部分がほとんどで、今後がますます楽しみだ。地球以外に生命の痕跡が見つかるのももはや時間の問題になってきた気がします。
(終わり)
(追記1)
土星の衛星ミマスの写真はこちら。
写真.衛星ミマス(NASA)
ん?これってあの有名な映画に出てくる敵の本拠地?
画像.衛星ミマスの温度分布(NASA)
こちらはあのゲームのキャラがエサ食べてる?
(追記2)
ケレスの続報もありました。
最新のケレスの画像はこちら。探査機ドーンがケレスから2015年9月9日に高度1470kmのところから撮影したものだ。ここのクレーターにはOccatorという名前が付けられた。
(写真)ケレスの光る点(撮影:Dawn, NASA/JPL)