世界一高いエレベーター(前編)
■宇宙にエレベーター?
宇宙へエレベーターで行こうというプロジェクトが現実味を帯びてきている。2050年施工完了を目標に、日本のゼネコンが請け負っているとのことだ。スカイツリーを建設したゼネコンらしい。
イメージ図
詳細はこちら
JSEA(宇宙エレベーター協会)↓
http://www.jsea.jp/about-se/How-to-know-SE.html
大林組↓
http://www.obayashi.co.jp/news/news_20130730_1
そのエレベーターでどこまで昇れるのかが気になるところだが、96,000kmとのことだ。これは地球の直径の8倍である。そこまで行くのに約3週間要する。その途中には「停車階」もある。地上36,000kmの階は静止軌道上になり、無重力を体験できる。そこまでは8日かかる。そこまで行かずに、もっと手軽に日帰り旅行を楽しむことも可能だ。
■どうやって造るのか
簡単に云うと、通常のタワーのように地上から積み上げて造るのは無理なので、なんと建設用の衛星を打ち上げて、そこから上と下(つまり地球側とその反対側)へ同時にカーボンナノチューブのケーブルを伸ばしていくそうだ。これは全体の重心を保つためで、いわゆるやじろべえの原理である。また、ケーブルの先端には錘と軌道修正するための装置が付いており地上の狙った位置へ着地させるとのことだ。
詳しい解説はこちら↓
http://www.jsea.jp/about-se/what-is-spaceelevator-01.html
(つづく)