宇宙や生命について考えたことを書いてみる

宇宙や生命についてのエッセイです。事実に基づき書いているつもりですが、間違い、調査不足だったりすることもあるかと思います。また、筆者の妄想モードの場合は、予めそう書きますのでご了承ください。ゆるい感じで楽しんで頂ければ何よりです。

宇宙

カッシーニ、最後のミッションへ!

土星探査機カッシーニが最後のミッションに入っている。カッシーニは、1997年に打ち上げられ、これまでに数多の土星やその衛星の写真を送ってきた。20年間稼働してきてきたカッシーニだが、ついに2017年9月15日、土星大気圏にダイブしてその使命を終える予定…

NASAが緊急発表。39光年先に地球に似た7つの惑星を発見!

先日(2017年2月23日)、NASAが緊急発表しましたね。NASAは太陽系から39光年離れたところに地球に似た7つの惑星を見つけた。トラピスト-1(TRAPPIST-1)と名付けられている。 ニュースは例えばこちら natgeo.nikkeibp.co.jp 本家NASAの発表はこちら www.na…

宇宙の定番の疑問の一つ「時間とは何か」を考えてみた

「時間とは何か」これもまた宇宙を語る時によく出てくる疑問の一つである。考えても考えても答えは出ない。しかし、分かっていることからいろいろ想像することはできる。■相対性理論相対性理論によると時間は伸び縮みするものである。この辺りを書き出すとど…

地球外文明の数について考えてみる(後編)

【前編はこちら】 sohsan.hatenablog.com 前回は、ドレイクの方程式とそれを発明したドレイク博士自身の計算について書いた。■文明の存続期間は?パラメータLで表されている文明の存続期間も結果を大きく左右する。ここが一桁変わると、最終的に地球外文明の…

地球外文明の数について考えてみる(前編)

■地球外文明はあるのかこの宇宙にどれくらいの数の地球外文明があるのだろうか。これを具体的な式で示したものに、ドレイクの方程式というものがある。 過去にドレイクの方程式について触れたブログはこちら sohsan.hatenablog.com ドレイクの方程式は、単純…

あかつきとかひとみとか

金星探査衛星「あかつき」の軌道修正が成功したとのことだ。姿勢制御用エンジンを15秒間噴射した結果、約800日だった観測期間が2000日まで延びた。太陽に当たる期間が長くなることによって日が当たる期間が長くなり、より長い間、太陽電池に電力が蓄積される…

重力波観測時にガンマ線バーストも観測されていたことが判明!

ガンマ線バーストが重力波観測されたのとほぼ同時に観測されていたというニュースがあった。観測したのは、フェルミ天文衛星。ニュース記事はこちら↓ www9.nhk.or.jp 日本フェルミ衛星グループ(広島大学)のニュースはこちら↓ http://www-heaf.hepl.hiroshi…

ついに!アインシュタイン最後の宿題(重力波)が観測される!

■重力波を初観測!重力波を初観測したとのニュースが飛び込んできた。記事はこちら(たくさんある中から分かりやすいもの)↓ jp.techcrunch.com LIGOのニュースリリース↓ www.ligo.caltech.edu 元になる論文はこちら↓ journals.aps.org サマリーはこちら↓ ph…

冥王星のはるか彼方に惑星Xがあるって本当ですか?(後編)

前回のブログはこちら sohsan.hatenablog.com 前回のブログでは、6つの天体の軌道から第9番目の惑星の存在を推測する研究発表を取り上げた。この「観測された事実から何か新しい事実について推測をする」ということは、科学的なアプローチの基本である。今…

冥王星のはるか彼方に惑星Xがあるって本当ですか?(前編)

ついに冥王星の外側に太陽系9番目の惑星がある可能性が出てきた。こちらの記事が分かりやすい。 gigazine.net(Gigazine)過去には冥王星が9番目の惑星だったこともあり、さらに外側にある惑星は順番からいくと10番目になるため惑星Xと名付けられ(ニビ…

はやぶさ2やあかつきのおめでたい話

2015年12月3日、はやぶさ2の地球スイングバイが無事完了したとのこと。おめでとうございます。これでいよいよ、はやぶさ2は目的地である小惑星「Ryugu」(竜宮)に向かう。次に地球に戻ってくるのは、サンプルリターンのミッション成功時となる。ちなみに…

太陽系の惑星等の写真が続々と!(その3)

前々回は冥王星の写真を紹介した。前回は火星の写真を紹介したsohsan.hatenablog.com sohsan.hatenablog.com 太陽系惑星等の写真シリーズは、今回で一旦締めたいと思う。土星探査機カッシーニが土星の衛星であるエンケラドゥス(エンセラダス)に接近した。…

太陽系の惑星等の写真が続々と!(その2)

前回は冥王星の写真を紹介した。次はこれにしてみます。現在、火星探査車キュリオシティが、火星表面を走り回り、様々なデータを収集してくれている。キュリオシティは2012年8月6日に火星表面に降ろされたローバーである。 (写真)マーズ・サイエンス・ラボ…

太陽系の惑星等の写真が続々と!(その1)

太陽系へ放たれた人工衛星達から続々と鮮明な写真が届いている。まずはニューホライズンズ。ニューホライズンがどこへ向かっているかはこの記事参照。 はやぶさ2(その2) - 宇宙や生命について考えたことを書いてみるニューホライズンズは、冥王星やその…

油井宇宙飛行士のtwitterがいろいろスゴい!!

国際宇宙ステーションに滞在して約1ヶ月が過ぎた油井(ゆい)宇宙飛行士。その間には日本の補給機「こうのとり」の結合や最近ではロシアのクルー合流とか様々なことがありました。今日は油井さんにスポットを当ててみたいと思います。まずは、油井さんも写…

宇宙誕生の謎にせまるには?ヒントはどこにあるのか

■生命の誕生をひも解くには生命の誕生を調べるには素粒子の話を避けて通れないようで、カブリ数物連携宇宙研究機構の機構長でもある村山斉先生の本を読んでいる。村山先生は素粒子物理学の第一人者である。 宇宙になぜ我々が存在するのか (ブルーバックス) …

ダークマターに関する新理論

■ダークマターに関する新粒子の提唱先日、ダークマターに関する新理論が発表された。発表したのは、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の機構長をも務める村山斉さんの研究グループだ。 詳細はこちら(Kavli IPMU) 記事はこちら(AstroArts…

ロシア補給船打ち上げ成功とか新型ロケットH3とか

ロシアの補給船「プログレスM-28M」の打ち上げ成功のニュースがありました。ここ最近、ロケット打ち上げ失敗が続いていた中で、明るい話題となりましたね。あとは、無事にISS(国際宇宙ステーション)にドッキングしてくれることを願うのみです。前…

小惑星ケレスの光る点についての続報

少し前に、小惑星ケレスに光る2つの点が観測されたというのを書いた。 小惑星ケレスに光る2つの点が見つかる。そこに何があるのだろう。 - 宇宙や生命について考えたことを書いてみる ケレスについては、ここ最近ずっと気になっている。探査機ドーン(Dawn…

見えない物質ダークマターを観測する?!

XMASSと呼ばれる施設がある。エックスマスと読む。(クリスマスではないようだ)これは宇宙にダークマターが存在する証拠を見つけようというものだ。ダークマターとは光を出さない(見えない)物質という意味で、直接観測することができない。宇宙にある物質…

「あけぼの」運用終了とか「はやぶさ2」の1回目の軌道修正完了とか

プラズマ圏観測衛星の「あけぼの」が2015年4月23日運用を終了した。1989年2月22日に打ち上げられてから約26年間も運用していたということで、これは予想よりかなり長期ということだ。プラズマ圏といえばオーロラである。オーロラは太陽活動の産物で、明るい…

小惑星ケレスに光る2つの点が見つかる。そこに何があるのだろう。

ケレスの写真(引用元:NASAジェット推進研究所)大きな光る2つの点が見えるということで話題沸騰中のケレス(セレスともいう)。2つともクレータの真ん中にあるように見える。少しケレスについて調べてみた。このケレスは実は小惑星番号1番だ。1801年1月1…

小惑星をまるごと捕獲して地球の近くまで持ってくる?

図.小惑星捕獲用の無人探査機小惑星についていろいろ調べていたら面白いことが分かった。小惑星をまるごと引っ張ってこようという計画がある。NASAが本気で言っているので間違いはない。 小惑星捕獲に関する記事(Gigazine)↓ http://gigazine.net/news/201…

宇宙を語るのに避けては通れない法則(式)

■相対性理論前から気になっていた法則に相対性理論がある。少し理解できてきた気がするのそれをネタに書いてみる。ありがとう、Newtonムック別冊「E=mc^2」(笑) 本はこちら(amazon)↓ E=mc2―相対性理論からみちびかれたアインシュタインの世界一 (ニュート…

重力について考えてみた(その3)

【前回のブログ(その1)はこちら】http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/11/03/102324・4つの力や重力を伝達する素粒子の話など 【前回のブログ(その2)はこちら】http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/11/08/110835・重力波を検出する話など ■…

重力について考えてみた(その2)

【前回のブログ(その1)はこちら】http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/11/03/102324 ■重力は空間の歪み?重力とは空間の歪みにより発生していると考えられている。物があるとそこを中心に空間自体が歪む。この歪み方は、物の動きと共に変化する。そ…

重力について考えてみた(その1)

■重力はなぜ発生するのか重力とはよくよく考えてみると不思議なものである。身近な例でいうと、ニュートンが発見したあの有名な万有引力も重力である。リンゴが地球に引かれて下に落ちる。万有引力は物と物の間に発生する引力である。なぜ、物と物とがお互い…

はやぶさ2(その3)

【前々回のブログ「はやぶさ2(その1)」はこちら】http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/10/04/164432【前回のブログ「はやぶさ2(その2)」はこちら】http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/10/05/145859 ■生命の起源前回のはやぶさはS型小惑星…

はやぶさ2(その2)

【前回のブログ「はやぶさ2(その1)」はこちら】 http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/10/04/164432 ■地球の生命体の記憶を携えて有名な話だが、太陽系外を目指しているパイオニアやボイジャーには僕ら地球生命体からのメッセージ盤が付けられている…

はやぶさ2(その1)

■新たな小惑星探査機 はやぶさ2の打上日が発表された。来月11月30日とのことだ。帰ってくるのは2020年、東京オリンピックの年である。今回目指す小惑星は、C型小惑星「1999 JU3」と呼ばれるもので、前回のはやぶさが目指したイトカワより更に遠い。その目的…

世界一高いエレベーター(後編)

【前編はこちら↓】 http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/09/15/091217 ■宇宙へ行きたい派?行きたくない派?この宇宙エレベーターが完成したら、ぜひとも乗ってみたいものだ。2050年といえば、今から高々36年後である。筆者も生きているかもしれない。…

世界一高いエレベーター(前編)

■宇宙にエレベーター?宇宙へエレベーターで行こうというプロジェクトが現実味を帯びてきている。2050年施工完了を目標に、日本のゼネコンが請け負っているとのことだ。スカイツリーを建設したゼネコンらしい。 イメージ図 詳細はこちら JSEA(宇宙エレベー…

系外惑星探査(後編)

【前編はこちら】 http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/08/03/091305 ■惑星のタイプ様々なタイプの惑星が発見されている。その中でも特に面白いのが、自由浮遊惑星である。その名の通り宇宙の中を一人浮遊している。どうもこの惑星は、新しい惑星系が出…

系外惑星探査(前編)

■系外惑星探査時代の幕開け系外惑星探査が黄金時代を迎えているようだ。ちなみに「系外」というのは、「太陽系外」との意味である。初めて太陽系以外の惑星が発見されたのは、1995年だった。ペガスス座の方向で、恒星の周りをりを約4日間で回る木星の半分ほ…

ダークな話(後編)

【前回のブログ】ダークな話(前編)↓http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/07/19/082151 ■次はダークエネルギーダークマターが提唱されてから数十年後、次に登場するのが、「ダークエネルギー」である。宇宙の膨張速度が遠方にある銀河ほどより速いスピ…

ダークな話(前編)

■まずはダークマターダークマター(暗黒物資)とダークエネルギー(暗黒エネルギー)という似て非なるものがある。最近になってやっと違いが少し理解できたので、書いてみる。そもそもこの2つは発見された時期も経緯も異なる。先に提唱されたのは、「ダーク…

宇宙に果てはあるのか(その1)

■宇宙に果てはあるのか?宇宙に関する疑問の中で定番中の定番がこの疑問である。誰もが一度は考えたことがあるであろうこのテーマについて、ネットで検索してみると千差万別の考察や回答が出てくる。そこで、今回はその考察や回答をカテゴライズしてみた。 ■…

3つのブラックホールが衝突する!?

■3つのブラックホール3重になっているブラックホールが発見された。 ニュース記事はこちら↓ http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140626004そのうち2つは連星のように互いの周りを回っている。2つのブラックホールの距…

見えていなかったものの重要性

■グリア細胞人間の脳には神経細胞(ニューロン)が2000億個あると言われている。ニューロンは脳の活動の中心であることは疑いようがない。ところで、実は脳の中には、グリア細胞というものがあり、ニューロンの10倍もありそうだということが分かってきた。こ…

星の「終わり」=「始まり」

■超新星SN1987A 1987年に観測された超新星(SuperNova)がある。1987年の最初に発見されたので1987の後ろにAが付いている。大マゼラン雲の中にあり、地球から16万光年ほどの距離である。お隣のアンドロメダ銀河まで240万光年離れているのと比較するとかなり…

他の星から「地球観測」していたら?(後編)

【前回のブログ】 http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/05/18/103016 ■他の星の「SETI@home」 前回はSETI@homeについて書いた。さて、ここで発想を逆にしてみて、もし他の星で同じようなことをしていたら、地球に生命体がいることを発見できるのか、と…

他の星から「地球観測」していたら?(前編)

■宇宙人を探すプロジェクト SETI@homeというプロジェクトがある。カルフォニア大学のSpace Science Laboratoryが運営していて、1999年に開始され今も続いている。その目的を簡単にいうと、宇宙からの人工的な電磁波を捉らえ、宇宙人(正確には地球外知的生命…

生命とは熱水である!?(後編)

【前回のブログ】 http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/05/09/224127 引用元(wikipedia) ■宇宙は1つのビーカーだと仮定してみる 前回、ビーカーの中で熱い水と冷たい水を混ぜる例をあげた。仮に「ビーカー」を「宇宙」に置き換えてみる。この場合、…

生命とは熱水である!?(前編)

■かの有名な熱力学の法則 エントロピー増大の法則(別名、熱力学第2法則)というのがある。 よく引き合いに出される例は、次のようなものだ。 熱い水と冷たい水を1つのビーカーの中で混ぜてみる。すると、熱い方から冷たい方へ熱が移動し、最終的に均一なぬ…

超ひも理論は宇宙の姿を示している?(後編)

【前回のブログ】 http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/05/04/224556 ■カラビ・ヤウ多様体 前回は次元について触れた。時間も1つの次元と考えることができるので、僕らが認識している空間は3次元だとして、合わせて4次元までは分かる。 前回書いたよう…

超ひも理論は宇宙の姿を示している?(前編)

■宇宙は10次元だった? 唐突だが、この世界は10次元*1でできているらしい 詳細はこちら↓ http://news.mynavi.jp/news/2011/12/22/073/ http://www.kek.jp/ja/NewsRoom/Release/20111222093000/ えっ、3次元でしょ、という声が聞こえてきそうだが、10次元でな…

宇宙観測について考えてみた(後編)

【前回の記事】 http://sohsan.hatenablog.com/entry/2014/04/26/094356 ■前回のおさらい 前回の記事では、もし仮に、望遠鏡で宇宙的規模の危機的な天体事象を観測できたとして、それが例えば100光年先だったとする。すると、その危機的事象は既に100年前に…

宇宙観測について考えてみた(前編)

■地球型惑星が発見される つい先日のニュースで地球型の惑星が発見されるというニュースがあった。 詳細はこちら http://www.yomiuri.co.jp/science/20140417-OYT1T50170.html http://gigazine.net/news/20140418-habitable-earth-sized-planet/ 記事による…